hibikorekoujituのブログ

シンプルに、健やかに暮らす。そのために、断捨離や冷え取りをはじめました。自分にとってのHAPPYを集めて、毎日の生活を楽しんでいきます。

素敵な年の重ね方

 年を重ねることは簡単。一年ずつ、何もしなくとも人は年を重ねていきます。
でも、大人になって中年といわれる年代を過ぎると、素敵に年を重ねていくことは難しいことです。体は成長していくどころか、衰えていきます。顔や体には皺がより、体もなんだかだらんとゆるんできます。服装も、無難に、地味になっていきます。
 そんな周りの様子を見ていると、なんだか、年を取ることってつらいことばかり、恰好悪いことばかりなのではないか?とつい思ってしまいます。


 そんな私の気持ちを、ふっと爽やかな風のように吹き飛ばしてくれた女性がいます。
その人は、私がよくいくパン屋さんで働いていて、落ち着いた優しい声で「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」と笑みを絶やさずに、お客さんに声をかけています。彼女の声や、そっとでも確実に動き仕事をせっせとしている様子も、もちろんすばらしいのですが、わたしをくぎ付けにしたのはその装いでした。白髪が多く混じって銀髪のようになっている髪を染めずに、大きな一つの編みこみにして肩の横に垂らしています。いつも黒か、ギンガムチェックのシャツにエプロンをしています。そして、他はわからないぐらいの薄化粧の中で、一点だけくっきりと真っ赤な口紅をぬっています。目鼻立ちのはっきりしたその女性の雰囲気に真っ赤な口紅はぴったりで、思わず立ち止まって見惚れてしまいました。


 初老と呼ばれる年代の女性が真っ赤な口紅なんて、おかいしいと思う人もいるかもしれません。でも、本当にぴったりと自分に似合った服を着て、髪型をして、化粧をしていれば、本人も気分よく過ごせるし、時に、見ている人の気持ちを明るくしてくれるのだなとそのとき感じました。
「本当にぴったりと自分に合う装い」というのを見つけることが難しいのですが…
 自分の好みや感覚と周りの反応をキャッチしながら、自分や周りの人を気分良くさせる装いができるようになりたいです。さらに、TPOも考えることができたら大人の装い上級者でしょうか?